訪問歯科医への転職

訪問歯科医への転職 自ら訪問歯科への求人に応募する歯科医師が増えていると言います。そもそも訪問歯科は高齢者の自宅に定期的に伺い、口内のケアを行うもので、病院内のような医療設備がありませんのでできることは限られてしまいます。しかしながら定期的な訪問診療は患者さんの虫歯予防に繋がって来ます。高齢者になると歯医者さんに行くのも困難、気が付いた時には虫歯になっていて治療のための通院が必要になることも少なくありません。こうした事態を事前に防ぐこともできるのが訪問診療です。

歯科医師が1人でも訪問診療は可能ですが、自分自身の医院の状況、地理的な範囲、そして対象となる施設が自宅であるのか、もしくは介護施設や老人ホームなどであるのかに応じて採算性も変わります。一般的には、医院から片道20分圏内などの近場にしておくことが収入減を防止する効果にも繋がります。尚、訪問診療は歯科衛生士がいなくても始めることはできるのですが、継続的な口腔ケアは歯科衛生士が必要などからも求人を求めている訪問歯科も少なくありません。

歯科衛生士が求められること

歯科衛生士が求められること 訪問歯科診療は、通院が困難な方のための歯科往診サービスです。虫歯の治療だけだなく、口の中の清掃状態や入れ歯のチェックなどの検診・口腔ケアも行ってます。最近では高齢者を対象にしたところが多く、積極的に自宅へ訪問しています。要介護者など体の不自由な方、障害がある方にも対応しています。壊れてしまったり合わなくなった入れ歯を直して美味しく食事ができるようにしたり、口腔ケアをすることにより誤嚥性肺炎を予防したりします。訪問歯科の歯科衛生士は、口腔内の洗浄及び清掃と、患者さんや家族に清掃の仕方を伝える役割を担います。障害がある人でも使えるよう歯ブラシを工夫したり、横になったままでも口の中を綺麗にする方法など、専門的な知識が求められます。自動車で移動するため求人には、自動車の運転資格が必要との記載もある場合があります。今後の高齢化社会の中で、歯科衛生士としてさらなる知識とテクニックが身につくことでしょう。